(この記事は最新情報である)

その数は減ったのか

年末にかけての11月、12月の時期は帰化許可者数がピークを迎える、といったご説明は以前させていただいています。

さて、年が明けて令和7年1月の帰化許可者数、その数は実際に減ったのか。

令和7年1月の帰化許可者数は、このようになりました。

令和6年11月  805人

令和6年12月  895人

   ↓

令和7年1月    466人(前月比▲429人)

やはり、明らかに減っていることが分かりました(年末にかけて11月、12月は帰化の許可はピークを迎えていたことが、やはりよーくわかります)。

帰化許可者の内訳

令和7年1月の都(道)府県別の帰化許可者数の内訳は、以下の通りとなっています。

都道府県の内訳としては傾向は変わらず、東京、愛知、大阪の都府県で第1~3位であり、また東京、千葉、神奈川、埼玉の一都三県では、全国の半数以上の帰化許可者が出ています。
<一都三県>
東京 147人
千葉  37人
神奈川 36人
埼玉  34人
計  254人

一都三県254人÷全国466人≒54.5%

令和7年1月の帰化許可者については、その年齢についても調べてみました(正確ではありませんが、令和7年1月1日時点で誕生日を迎えていたという前提で、官報記載の生まれた年から換算しています)。

帰化許可者の平均年齢は34歳であり、働き盛りの年齢の外国人の方々が、日本国籍を取得して、日本人として生きていこうとする姿が、数字上で浮かび上がってきます。実際、帰化申請の相談に来られる方の多くが、この年代の方々です。

一方、この帰化許可者の年齢の幅にも驚かされます。なんと最高齢は89歳(昭和10年生まれ)であり、また、50歳代~80歳代の帰化許可者が結構いらっしゃるということにも着目です。

70歳~89歳    15人
60歳~69歳    17人
50歳~59歳    49人

40歳~49歳    75人
30歳~39歳   128人
20歳~29歳    87人
 0歳~19歳    95人
(内令和生まれ)   31人
合  計      466人

70歳以上で、帰化許可者は15人出ており、「へえー、そんなに高齢でも帰化できるんだ」という感想を持つ方も少なくないのではないでしょうか。人生最終盤を迎え、そこから帰化しようとするそのパワーに感嘆させられます。中には再帰化(日本国籍を離脱して外国の国籍を取得した方が、日本国籍を再取得される場合)の方もいらっしゃるのかもしれませんが、そのような方も含め、ものすごいパワーを感じますね。

そもそも年齢が高くなればなるほど、帰化の審査はその調査期間・内容がそれだけ増える訳であり、自ずと審査期間は長期化します。逆に若い年齢層の方々には、この高齢者の帰化実績を励みとして、帰化にチャレンジしていただけたらと思います。

ちなみに「令和生まれ」の小さな子供は31人家族と一緒に帰化という形)。帰化許可者の状況はまさに「老いも若きも」といったふうです。

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