全国と一都三県


■R4年末(2022年末)、R5年末(2023年末)の、全国の外国人在留者数上位と、一都三県の外国人在留者数上位は、以下の通りです。

■全国と一都三県の外国人在留者の増え方は、ほぼパラレルであり、R5年末(2023年末)は前年比約1.1倍。

R6年末(2024年末)が、どうなるのか、非常に注目であり、もしかすると1.2倍以上になっているかもしれません。

国別の状況を見ると、全国、一都三県とも、ネパール人、ベトナム人の増え方が顕著であり、また、千葉県ではスリランカ人が増えているようです。


全国と一都一府四県(直近ベスト6)

外国人在留者数は、一都三県で全国のおよそ4割を占めます(直近)。


一都三県を除く三大都市圏の二つの府県、つまり愛知、大阪の状況は以下の通りとなります。

一都三県に、愛知、大阪を加えるとベスト6となり、この一都一府四県では、全国の在留者数の約6割を占めることになります。

ちなみに、愛知県が大阪府よりも上というのは、ブラジル人の偏った人口分布が影響しています。

ブラジル人は、全国で第5位の在留者数ですが、東京ではランク外であり、実はブラジル人は、東京都や大阪府にはほとんど住んでいません。

ブラジル人は、愛知県、静岡県といった東海地方に圧倒的に多く居住しており、特にブラジル人の最も多く居住しているのは、断トツ、愛知県なのです。

データは古いですが、ブラジル人が居住する都府県の状況は以下の通りです。


一都一府四県の行政書士

■話は転じて、一都一府四県の行政書士の数に目を向けてみます。

前記の通り、一都一府四県の外国人在留者数の全国比割合は57.95%であり、これに対し、一都一府四県の行政書士登録者数の全国比割合は44.65%と、数字上は、在留者数の全国比割合を行政書士登録者数の全国比割合が下回っています。

行政書士は、専門業務は多岐にわたりバラバラであり、また、行政書士の中で、国際・入管業務を行っている人の割合は不明ながら、ざっくり半分もやっているのかどうかという肌感覚・・・。

そのように考えると、一都一府四県では、もしかしたら、国際・入管業務の行政書士が実質的に足りていないのかもしれません。

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