(この記事は最新情報である)

法務局所定の帰化許可申請書類のそれぞれ

■帰化申請は人によって、書類の書き方、日本の証明書類、本国の証明書類、その揃え方は本当にさまざまな形になります。

(会社員の場合の帰化許可申請書類)
■帰化許可申請書
■親族の概要
■履歴書(その1)(その2)
■帰化の動機書
■生計の概要(その1)(その2)
■自宅や勤務先付近の略図


帰化許可申請書類の書き方のポイント

■帰化許可申請書


・日付は和暦(令和、平成、昭和)で書かなければいけません。
・帰化後の本籍は、自由に決められますが、「〇丁目〇番」までとなります。
帰化後の氏名は、(常用)漢字、ひらがな、カタカナを使えば、自由に決められます。
例)「ウルフ アロン」「宇留付 アロン」「ウルフ 亜論」「宇留付 亜論」

■親族の概要

・日本にいる親族と外国にいる親族は、別々の用紙に記入します。
・親族の範囲は、自分の父母、兄弟姉妹、妻、子、妻の父母ということになります。

■履歴書(その1)

・「出生から現在に至るまでの住所の履歴」「学校の入学・卒業の履歴」「会社の入社・退社の履歴」を全て書きます。
・婚姻、子の出生、親の死亡なども、一行一行に書いていきます。

■履歴書(その2)

・まず来日後の出入国歴を書く。
・一般的な外国人の方なら最近5年間、日本人配偶者や日本で生まれた人であれば最近3年間の出入国歴を正確に書きます。
出入国回数が多い人は、出入国在留管理局から出入国履歴を取得して、確認したほうがよいです。
・出入国履歴自体が、帰化申請に必要ということはありません。
・使用言語は、本国で(帰った時に)使用している日本語以外の言語を書きます。
・本国語と英語という人が多いようです。

■帰化の動機書

・帰化の動機書は、まず自書、手で直接字を書かねばなりません。
・パソコンで作成できない書類です。
・字の上手い下手は関係ありません。
・「どこで生まれ育ったか」「なぜ日本に来たのか」「来日後は何をしてきたのか、今は何をしているのか」といった、過去、現在をまず書きます。
・そして将来、つまり帰化後について、「本国に帰るつもりはない」「日本社会に貢献したい」といったようなことを、書くのがよいと思われます。
・「交通違反をしていない」「税金をちゃんと払っている」「学校、職場の日本人と仲良くやっている」といったことが書けると、より良いです。
・そして一番重要なこと、動機書は1枚にまとめて書くということです。
・書きたいことがたくさんあっても、それをきっちりと1枚、500字程度にまとめるべきです。
・また帰化の動機書は、おのずと日本語能力が見られることにもなるので、漢字を適度に使った文章にした方がよいです。
・帰化の動機書は、審査官の前で読み上げさせられます。

■生計の概要(その1)

・(その1)は収入と支出を書くものであり、まさに、国籍法で問われる生計要件に直結する書類です。
・収入は手取りの月収を、配偶者にも収入があれば、それも書きます・
・収入が支出を上回る、つまり支出の「生命保険等掛金」「預貯金」が書ければ(日頃の収入で貯蓄が出来るということ)、その形が望ましいです。
・収入については、とにかく、4人家族であれば最低でも年収300万円以上あり、収支に余裕があるということが求められます。

■生計の概要(その2)

・(その2)は資産を持っているかどうかであり、不動産、預貯金、株券・社債等、高価な動産(おおむね100万円以上)を書きます。
・しかし、これら資産の有無は、有るに越したことはないが、無くてもよいといったものです。
・預貯金は、通帳のコピーを申請書類として提出しますから、正確に書くこと、また、それなりの残高があることが望ましい(無くてもよい)。

■自宅や勤務先付近の略図

・Googleマップ等を利用して、作成します。
・法務局によりますが、自宅や勤務先を訪問する場合があります。


 

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